人類の進化に伴う脳機能の発達

過去から現在への脳の進化
今から約5億4千年前に登場した魚類は脊椎に添って脊髄神経が走行し脳に至る。
脳幹と間脳の先に大脳辺縁系がついた構造をしていた。
魚類の脳の中心は脳幹と間脳であり、呼吸・摂食行動など「生命維持」が主な機能となっていた。
爬虫類では構造的変化は少ないが、大脳辺縁系が魚類よりも大きくなっているのが特徴的である。
この大脳辺縁系の成長は嗅覚に携わる部分であると言われており、
嗅覚を利用して繁殖のために相手を探すという本能的欲求によるものが大きいとされている。
哺乳類になると、大脳皮質が出現している。
魚類や爬虫類と大きく異なる点としては、子育てをするかどうかであると言われている。
爬虫類をペットにした場合と哺乳類(犬や猫)などをペットにした場合、異なるのは飼い主に対して愛着を持つかどうかである。
大脳皮質の出現が他者と共存しながら生きるという選択が作られたとされている。
この機能は情動や記憶、知覚とが相互に作用することで作られるもであると考えられている。
ヒトの脳では大脳皮質が大きく成長しており、内部構造としては大脳辺縁系を囲むようにして
大脳皮質が形成されている。
大脳皮質の拡大は、生活上において高次脳機能に大きく関与していると言われており、
この成長によって他者との共存や、気持ちを汲み取るといった能力や
道具を使って生活すると行った行為が可能になったとされている。
今回参考にした文献、書籍は以下の通りです。
これらは私がすごく愛用しているもので、絵もこれらのものを参考にさせていただいて書いています。ぜひ購入して一緒に勉強していきましょう!
<!– MAF Rakuten Widget FROM HERE –>