100年時代を健康に生き抜く。〜高齢社会と保険料から考える運動の重要性〜

100年時代を健康に生きる。〜高齢社会と保険料から考える運動の重要性〜
目次
100年時代を健康に生きる
今の日本は医療の高度発達により寿命が伸びてきています。
厚生労働省の「簡易生命表(令和3年)」によると、2021年の日本人の平均寿命は男性が81.47歳、女性が87.57歳となっています。
ある海外の研究では、2007年に日本で生まれた子供の半数が107歳より長く生きると推計されており、平成29年に内閣府は人生100年時代構想会議というものを開いています。これはどういうことかというと近い将来100歳以上まで生きる人が当たり前になってくるということです。
長生きは素晴らしいことです。ただ、今この文章を書いている私は、押しつぶされそうなほど将来への不安が募っています。
私は現在、クリニックで理学療法士として患者様へリハビリテーションを提供しています。
働いていて感じたことは、
このままじゃまずい。ということ。
何がまずいのか。書いていきます。
健康寿命と平均寿命
平均寿命
平均寿命とは、「0歳における平均余命」のことで、つまり0歳から何歳まで生きたかを表した数値になります。
2019(令和元)年の平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳です。
健康寿命
健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のこと」をいい、つまりどれだけ健康に生きれたかという数値になります。
2019(令和元)年の健康寿命は男性72.68歳、女性75.38歳となっています。
平均寿命と、健康寿命の差
ここで、注目したいのは平均寿命と、健康寿命の差です。
2019年(令和元年)時点で、男性は平均寿命81.41年に対し健康寿命は72.68年、女性は平均寿命87.45年に対し健康寿命は75.38年になっています。平均寿命と健康寿命の差は男性が8.73年、女性が12.07年で、女性のほうが3年ほど長くなっています。
つまり男性は約8年、女性は約12年ほど、何らかの原因で日常生活が制限され、介助を要しているということです。
誰が介助するのか
まずいと思った1点目はこれです。
誰が介助するのか、日常生活を自身でできなくなった方が介助をを受ける場合、以下の3つが考えられます。
1、配偶者に
2、子供に
3、施設で介護士や看護師に
今、医療業界でもITやロボットの発達が起こっており、この選択肢に今後は
4、ロボットが加わるかもしれません。
しかし、今日本は都市への人口集中により、田舎はどんどん若者が離れています。このような田舎には、余裕がありロボットを入れる余裕のない病院が多いと思います。
では皆さん、誰にみてもらうのですか?
病気はいつ起こるかわからないものですし、防ぎようがないものも多いかもしれません。
ですが、健康を諦めて自分の将来を感情のないロボットに任せて一生を過ごしますか?
私は嫌です。そして、そんなの嫌だ、自分の足で歩いて、健康に生きて死んでいくんだ!という気持ちのある方の力になりたいです。
今後はこのような内容の文章を書いていきます。
ぜひ感想など送っていただきたいです。
絶対に健康に生きていきましょう。