身体図式と身体イメージ

脳の解剖と機能について紹介します。

身体図式と身体イメージ

身体を扱う用語

身体を扱う用語として、身体イメージ(ボディイメージ)、身体図式、身体部位再現、身体表象などがあります。

これらの用語は時代や学問体系によって様々に表現されています。

これらの言葉を整理しようとしたのが、HeadとHolmesであり、彼らは頭頂葉に損傷を受けた症例を分析し、その結果、身体図式と身体イメージを定義しました。

身体図式

 自分の身体の姿勢や動きを制御する際にダイナミックに働く無意識のプロセス

簡単に表現すると、「意識に上らないが、そこに身体があるというもの」

身体イメージ

 自分自身の身体について意識的に持つ表象

「普段は意識には上らない身体が動いた途端に何らかのトリガーや意識経験を通じて立ち上がるプロセス」

身体部位再現

 脳の中の身体地図のことを指す。
一次運動野や一次体性感覚野で明確にされている。

身体表象

 教育心理学者のBrunerは
・動作的表象:自己の運動に基づく体性感覚フィードバックによる表象を示し、身体図式に相当する。
・映像的表象:視覚フィードバックによる表象であるが、メンタルローテーションを含んだシュミレーション機能を縫合した概念である。
・象徴的表象:言語などを通じて外界と身体の関係性・因果性を知覚し、推論を持つことができるといった概念である。
に分類しました。

身体所有感

 「この身体は私の体である」という自己の身体に関する意識のこと。

身体所有感の基盤は視覚や触覚などの各種感覚の統合により起こることが示されています。

この身体所有感の障害は
・身体失認
・身体パラフレニア(自身の身体を他人の物としたり、身体の一部を擬人化したりする)
・CRPS
・異常感覚
を引き起こす。

 

 

今回参考にした文献、書籍は以下の通りです。

これらは私がすごく愛用しているもので、絵もこれらのものを参考にさせていただいて書いています。ぜひ購入して一緒に勉強していきましょう!

 

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