足関節 足部の構造と機能

脳の解剖と機能について紹介します。

足関節 足部の構造と機能

足関節·足部の構造と機能

足関節は距腿関節と距骨下関節からなり、足部は7つの足根骨と5本の中足骨、14本の跳骨で構成されています。

距腿関節

距腿関節:おもに底屈/背屈運動と、わずかに回内/回外、外転/内転運動が生じる。

距骨下関節

距骨下関節では、回内/回外、外転/内転運動と、わずかな底屈/背屈運動が生じる。

足部の関節においても,回内/回外運動と外転/内転運動が生じている。足部には3つのアーチ構造が存在し,足部に加わる力を緩衝している。


足関節·足部に生じやすい機能障害

足関節は、床に固定された足部の直上において下腿の運動が生じる関節です。足関節が大きな荷重を支えつつ、下腿の運動を行うため、強い筋力と可動域が必要となります。

足部は、直立二足歩行において唯一地面に接している部位で、歩行中には体重以上の力が加わります。

荷重位での足関節・足部の可動域の低下は、足部や下腿の運動だけでなく、膝や股関節の運動にも大きな影響を与えます。

つまり、足関節周囲の筋力低下や可動域制限は、足関節より近位の関節や遠位の足部の異常を惹起し、足関節·足部の疼痛や膝や腰部の疼痛の原因になることもあります。

足関節,足部の安定化機構と静的安定化機構

靭帯

足関節の靭帯

外側側副靭带(前距腓靭帯、踵腓靭帯、後距腓靭带):足関節の内反制動

内側側副靭带(前脛距靭带、前脛舟靭带、脛踵靭带,後脛距靭帯):足閃節の外反制動

骨間距踵靭带:距骨の内旋制動

足部

底側踵舟靭带:内側縦アーチの支持

長足底靭带:外側縦アーチの支持

深横中足靭带:横アーチの支持


動的安定化機構

距腿関節・距骨下関節:後脛骨筋、長腓骨筋

内側縦アーチ:母趾外転筋、後脛骨筋、前脛骨筋、長腓骨筋、短趾屈筋、短母趾屈筋

外側縦アーチ:長腓骨筋、短腓骨筋、小趾外転筋

横アーチ:母趾内転筋、長腓骨筋

足関節、足部の運動

距腿関節

背屈時:距骨が上方に転がり、後方に滑る。

底屈時:距骨が下方に転がり、前方に滑る。


距骨下関節

運動軸:前額面にも水平面にも矢状面にも一致しない。

距骨には底屈/背屈、回内/回外、外転/内転運動が複合的に生じる。

足部の内側縦アーチ:荷重により足部の回内外転を伴って、アーチ上部が下降する。

 

 

 

今回参考にした文献、書籍は以下の通りです。

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